AWSホールディングスは、国内外の大手電機や車載機器メーカーを主要顧客に、日本とフィリピンを中心にソフトウエア開発やITアウトソーシング、ビジネスアプリケーションの設計・開発支援などを行うグローバル事業と病院など医療機関や関連施設に関わる医療情報システムの開発を行うメディカル事業を展開している。

ソフトウエアの開発やWebシステム開発などは、単価の安い海外にアウトソーシングするオフシェア開発にシフト。開発や保守・運営コストの削減を目的に、今後もさらに導入率が高まる見通し。

AWSホールディングスは、主要開発拠点であるフィリピンでの人員確保のため、フィリピン国内のトップクラスに位置する大学との連携など人材採用活動の幅を広げる。また、今後は自動車やロボット分野におけるデータ融合型AIを視野に入れた領域を戦略的事業と位置づける。


新規上場概要

項目 内容
上場予定日 2016年6月21日
1単元株式数 100株
主幹事 SBI証券
公募・売出 11万株
オーバーアロットメント 1万6500株
仮条件 2290円~2490円
ブック・ビルディング期間 2016年6月2日~2016年6月8日
公開価格 2490円


グローバル事業

 【グローバル部門】
国内外の大手電機や車載機器メーカーを主要顧客に、日本とフィリピンを中心にソフトウエア開発やITアウトソーシング、ビジネスアプリケーションの設計・開発支援などを行っている。フィリピン国内の事務所で開発する形態とフィリピン子会社の開発要員を日本国内の顧客の開発拠点で直接開発を行う形態とがある。


【エンタープライズソリューション部門】
国内の金融機関や国内外の大手電機メーカーの金融系案件を中心に、業務アプリケーションの開発や金融システムのASEAN諸国、英語圏への展開を支援している。

2015年5月に日本IBMのコア・パートナーに認定。金融系に限らずクラウド・アナリティクス・モバイル・ソーシャル・セキュリティという先進技術の習得・参画が可能となった。


メディカル事業

病院など医療機関や関連施設に関わる医療情報システムの開発を行っている。レセプト点検ソフトは1999年に他社に先駆けてソフトウエアを開発・販売を行ったことから全国多数の医療機関に採用されている。


経営戦略

フィリピンでの人員確保のため、フィリピン国内のトップクラスに位置する大学との連携など、人材採用活動の幅を広げる。また、今後は自動車やロボット分野におけるデータ融合型AIを視野に入れた領域を戦略的事業と位置づける。


AWSホールディングスの業績推移

  売上高 経常利益 純利益 純資産 総資産 自己資本比率
2015年(4-12月) 21億円 1.6億円 ▲0.4億円 7.2億円 19億円 37.1%
2014年 25億円 1.2億円 0.3億円 8億円 20億円 38.1%
2013年 23億円 ▲0.5億円 ▲1.6億円 5.1億円 18億円 28.6%