ジェイリースは、賃貸住宅などで家賃債務保証事業を展開している。これまでは連帯保証人による信用補完が活用されてきたが、少子高齢化や晩婚化、定住外国人の増加により1人住まい世帯が増加し、機能効果が低下。家賃債務保証の需要が増加しているという。対象物件は住宅用と事務所用、駐車場やレンタルボックスなど。

また、日本国内で住居を探す外国籍の人に対する賃貸仲介業も展開している。

賃貸不動産市場は、人口減少や都市部への人口集中などが中長期的に続くと想定。全国の主要都市への出店や取引深耕でシェア拡大を図る。


新規上場概要

項目 内容
上場予定日 2016年6月22日
1単元株式数 100株
主幹事 みずほ証券
公募・売出 28万5000株
オーバーアロットメント 4万2000株
仮条件 3000円~3100円
ブック・ビルディング期間 2016年6月6日~2016年6月10日
公開価格 3100円


事業

 【家賃債務保証事業】
これまで活用されてきた連帯保証人制度による信用補完が、少子高齢化や晩婚化、定住外国人の増加による1人住まい世帯が増加し、機能効果が低下している。それを補うものとして、賃借人からの保証委託に基づく家賃債務保証を提供している。対象物件は、住宅用と事務所用、駐車場やレンタルボックスなど。保証料の支払い方法は、一括支払い型と毎年支払い型、毎月支払い型の3種類がある。

賃借人には、契約締結時の信用補完や契約期間中の家賃債務保証を、不動産オーナや不動産業者には、入居審査における与信機能の強化と賃料収入の安定を提供する。保証開始後、賃借人の賃料債務の不履行が生じた場合、不動産業者からの請求を受け、代位弁済を行う。代位弁済後は、賃借人に代位弁済の求償を行う。


【不動産仲介事業】
日本国内で住居を探す外国籍の人に対する賃貸仲介業を展開している。また、海外投資家による日本国内への不動産投資の仲介も行う。


経営戦略

賃貸不動産市場は、人口減少や都市部への人口集中などが中長期的に続くと想定。全国主要都市への店舗出店による新規市場開拓と取引深耕でシェア拡大を測る。また、家賃保証債務事業との相乗効果の最大化を目指し、賃貸不動産に関わる各種支援サービスの拡充に努める。


ジェイリースの業績推移

  売上高 経常利益 純利益 純資産 総資産 自己資本比率
2015年(4-12月) 22億円 1.1億円 0.5億円 2.3億円 34億円 6.7%
2014年 24億円 0.69億円 0.02億円 1.8億円 22億円 8.2%
2013年 20億円 0.8億円 ▲0.09億円 ▲0.4億円 13億円 ▲3.3%