リチウムイオン電池セパレーター専業で、東京本社、生産は韓国、販売は中国中心の異色企業。中間期売上を40億円から44億円、営業利益を8億円から13億円、純利益を7億円へ上方修正した。第1四半期は売上が70%増の21億円、営業利益が5倍の8億1200万円、純利益も4倍の5億5600万円となった。中国で電気自動車やバスへの政策誘導が活発な事が背景。第2四半期以降は日本向けにコーティングタイプの新製品を投入することもあり、さらなる拡大が期待出来そうだ。

通期は想定為替を1ドル=110円から105円に変更した上で、営業利益を21億円から26億円、純利益を20億円から23億円へ上方修正している。今年10月には70億円を投じた新ラインが稼働し、量産体制が整うことで、業績期待はさらに高まりそうだ。平成23年にマザーズへ上場したが、昨年11月に東証一部へ昇格した。最近の昇格銘柄パフォーマンスは良好となっている。

 

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