昭栄薬品は、脂肪酸、脂肪アミン、脂肪アルコール、グリセリンなど界面活性剤などの原材料を仕入れ、化学品メーカーに販売する化学品事業、家庭用洗剤や業務用洗剤をOEMで販売する日用品事業、地盤改良やコンクリートの補修補強材料などを取り扱う土木建設資材事業を展開している。
花王の国内主要代理店で、花王からの仕入れ金額はグループ仕入れ総額の40%を超える水準となっている。また、花王株式を保有。2015年3月末時点で花王株式の保有額は総資産の31%を占める。
新規上場概要
項目 | 内容 |
上場予定日 | 2016年3月16日 |
1単元株式数 | 100株 |
主幹事 | 大和証券 |
公募・売出 | 30万株 |
オーバーアロットメント | 4万5000株 |
仮条件 | 1330円~1350円 |
ブック・ビルディング期間 | 2016年3月1日~2016年3月7日 |
公開価格 | 1350円 |
事業
【化学品事業】
花王の国内主要代理店で、花王を主要な仕入れ先としている。脂肪酸、脂肪アミン、脂肪アルコール、グリセリンなど界面活性剤などの原材料を仕入れ、化学品メーカーに販売。花王の界面活性剤などを洗浄剤、香粧品メーカーなどに販売している。
【日用品事業】
家庭用洗剤・業務用洗剤を得意先と共に企画し、相手先ブランド(OEM)で商品を販売している。「安全・安心」をテーマにした商品を企画。著名ナショナルブランド商品の取り扱いに偏らない販売チャネルを有する企業を中心に展開している。
【土木建設資材事業】
地盤改良工法の基本設計薬剤に指定されているセメント用の混和剤、コンクリート補修補強工法のコンクリート補強材、汚染土壌改良の環境改善薬剤の国内独占販売を行っている。
経営戦略
化学品事業では、国内だけでなく、新興国の化学品メーカーの新規開拓などによって新たな戦略商品を導入し、取扱ラインアップの強化を図る。日用品事業では、国内を中心とするサプライチェーンを活用し、安心安全をテーマにした商品企画の強化を図る。土木建設資材事業では、全国の土木建設投資の情報収集体制を構築する。幅広い需要獲得のために二次販売店への販売活動を強化する。
昭栄薬品の花王株式保有数
昭栄薬品の2015年3月期末時点における投資有価証券残高は52.03億円。そのうち、花王株式は41.69億円で、連結総資産の31%を占めている。
昭栄薬品の花王株式 | 内容 |
保有株式数 | 69万4910株 |
保有額 | 41.69億円 |
総資産に占める割合 | 31% |
昭栄薬品の業績推移
【連結】
売上高 | 経常利益 | 純利益 | 純資産 | 総資産 | 自己資本比率 | |
2014年 | 178億円 | 3.2億円 | 2.1億円 | 49億円 | 134億円 | 36.7% |
2013年 | 208億円 | 3.4億円 | 1.3億円 | 33億円 | 116億円 | 28.4% |
【提出会社】
売上高 | 経常利益 | 純利益 | 純資産 | 総資産 | 自己資本比率 | |
2014年 | 173億円 | 3.1億円 | 2.1億円 | 47億円 | 132億円 | 36% |
2013年 | 201億円 | 3.1億円 | 1億円 | 31億円 | 114億円 | 27.8% |
2012年 | 179億円 | 3億円 | ▲2.4億円 | 27億円 | 106億円 | 26.2% |
2011年 | 181億円 | 2.5億円 | 1.3億円 | 25億円 | 96億円 | 26.9% |
2010年 | 173億円 | 2.1億円 | 0.6億円 | 22億円 | 93億円 | 24.2% |