富士ソフトサービスビューロは、民間企業や官公庁に対して、電話問い合わせを代行するコールセンターサービスや事務センターなどで行われる業務を受託するBPOサービスなどを提供している。

コールセンターサービスでは、電話受信業務を受託し、自社センターか受託先の設備を使用して電話問い合わせを代行する。サービス内容は年金相談窓口やIT関連トラブルなどの解決、電子商取引サイトや通信販売などの受託・問い合わせなど。蓄積された顧客データを分析し、顧客満足度向上やサービス向上を図る提案を行っている。

BPOサービスでは、事務センターなどで行われる事務を受託する。クレジットカード会社や生損保会社の事務センターで行われている業務や官公庁、自治体からの資料データ入力、一般企業からの契約書や図面など重要書類のスキャニングによる電子化などを行う。


新規上場概要

項目 内容
上場予定日 2016年3月15日
1単元株式数 100株
主幹事 野村證券
公募・売出 70万4000株
オーバーアロットメント 10万5600株
仮条件 800円~890円
ブック・ビルディング期間 2016年2月26日~2016年3月3日
公開価格 890円


【主要株主】

コード 企業 保有割合
9749 富士ソフト 90.04%


経営戦略

人材・ノウハウのある年金相談、ITヘルプデスク、金融系事務処理等の分野の受託拡大に経営資源を集中する。労務費などのコスト競争力のある福島県会津若松地区を中心に地方拠点を拡充。東南アジアにおいて日本語対応機能を有する拠点の設置可能性について検討を進める。


富士ソフトサービスビューロの業績推移

  売上高 経常利益 純利益 純資産 総資産 自己資本比率
2014年 76億円 1.7億円 0.9億円 11億円 27億円 43.7%
2013年 72億円 2.2億円 0.9億円 11億円 23億円 48.2%
2012年 65億円 2.4億円 2億円 11億円 22億円 48.6%
2011年 61億円 1.2億円 0.4億円 8.2億円 20億円 39.4%
2010年 67億円 0.1億円 0.09億円 7.7億円 22億円 34.5%