ダイキンの空調事業における2014年度の中国・アジア地域の売上高は5275億円と全体の30.8%を占めていることから、中国・アジアでの業績に左右されやすい構造になっている。なお、アジアは主にタイやインド、ベトナム、インドネシアなどの新興国が含まれている。

一方、ダイキンは2012年11月に米グッドマンを2960億円で買収。2015年1月には500億円で米国にエアコンの新拠点を設立すると発表。米国に投資を集中している。また、中南米にも進出。100億円でブラジル、メキシコ、アルゼンチンに新工場を建設し、2019年までに南米で売上高1000億円を計画している。

ダイキンの空調事業における2015年度の中国・アジア地域の売上高計画は5850億円と全体の31.7%を占めるも、地域の分散に向けて動いている。


地域別売上高と全体に占める割合推移

地域 業績 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年(予)
米国 売上高 897億円 943億円 1036億円 3633億円 4407億円 4970億円
割合 8.9% 9% 9.2% 22.7% 25.7% 26.9%
中国 売上高 1621億円 1875億円 2073億円 2875億円 3170億円 3500億円
割合 16.1% 18% 18.5% 18% 18.5% 19%
アジア 売上高 1095億円 1119億円 1363億円 1794億円 2105億円 2350億円
割合 10.8% 10.7% 12.1% 11.2% 12.3% 12.7%


ダイキンの主な投資行動

発表月 投資対象 投資額
2012年11月 米グッドマン買収 2960億円
2014年5月 ブラジル、メキシコ、アルゼンチンに新工場 100億円
2015年1月 米国にエアコンの新拠点 500億円

【米国にエアコンの新拠点】
米国ニューストン郊外に新拠点を設立。米国内の4工場、物流拠点を統合。マーケティングやサポート機能なども新拠点に集約する。投資額は約500億円。稼動開始は2016年中頃。

米国内に分散する4工場と物流拠点を統合し、生産とロジスティクスを一体化することで、搬送のゼロ化や部材共通化による在庫低減、完成品配送の効率化によるメリットを生み出す。

また、2020年をめどに米国の年産能力を370万台から550万台に増やす。

項目 内容
投資額 500億円
対象 米国にエアコン生産の新拠点
稼動 2016年中頃
計画 2020年までに年産能力 370万台→550万台


【中南米を強化】
ダイキンは2014年度中をめどにエアコン新工場をブラジル、メキシコ、アルゼンチンの3ヶ所に建設し、中南米市場に参入。投資額は100億円。中南米市場の売上高を2019年までに2013年の5倍の1000億円まで伸ばす計画。

項目 内容
投資額 100億円
対象 ブラジル・メキシコ・アルゼンチンにエアコン新工場
計画 2019年に売上高1000億円


為替感応度

  2015年
ドル 12億円
ユーロ 4億円

※タイバーツ、中国元、豪ドルなど米ドルと連動して変化することを前提


ダイキンの業績推移

  売上高 経常利益 純利益 純資産 総資産 自己資本比率
2015年(予) 2兆600億円 2100億円 1300億円 - - -
2014年 1兆9150億円 1942億円 1196億円 1兆483億円 2兆2639億円 45.3%
2013年 1兆7876億円 1555億円 927億円 8238億円 2兆118億円 39.9%
2012年 1兆2909億円 941億円 435億円 6359億円 1兆7358億円 35.6%
2011年 1兆2187億円 817億円 411億円 5159億円 1兆1605億円 43.3%