ベステラは製鉄や電力、ガス、石油などあらゆるプラントの解体工事を展開。リンゴ皮むき工法やボイラの解体方法など独自特許による解体工法を開発。アスベストやダイオキシンなど有害物除去に関するノウハウも有する。


新規上場概要

項目 内容
上場予定日 2015年9月2日
1単元株式数 100株
主幹事 東海東京証券
公募・売出 26万株
オーバーアロットメント 3万9000株
仮条件 2400円~2500円
ブック・ビルディング期間 2015年8月13日~2015年8月20日
公開価格 2500円

【調達資金使途】
溶断ロボットの新型アタッチメントなどの開発資金や3D計測サービス拡充に伴う機器の購入、開発資金などに充当する。


工法

【リンゴ皮むき工法】
ガスタンクや石油タンクなどの球形貯槽の解体において、リンゴの皮をむいていくように、外郭天井部の中心から渦巻き状に切断する工法。従来の工法より、高所作業の人員・時間を削減できる。


【ボイラの解体方法】
支持構造物につり下げられている大型ボイラを解体する工法。従来の工法は、切断した部分を直接地上に落としており危険であったが、ボイラと建屋を一緒に解体することで安全性を向上させた。


経営戦略

リンゴ皮むき工法やボイラの解体方法など、特許工法を使用した解体方法を提案し、実用化につなげる。ダイオキシンやアスベストなど有害物質除去のノウハウで受注を拡大する。

また、プラント解体トータルマネジメントを強化するため、プラント解体周辺分野に進出。ビルディング・インフォメーション・モデリング対応の3D-CADソフトを活用した3D計測サービスを2015年1月より開始。建設業界の労働者不足に対応するため、人材サービスも展開する。


ベステラの業績推移

  売上高 経常利益 純利益 純資産 総資産 自己資本比率
2014年 30億円 3.8億円 2.1億円 11億円 24億円 45.3%
2013年 20億円 1.7億円 1.1億円 8.8億円 21億円 40.4%
2012年 14億円 ▲0.02億円 ▲0.02億円 7.4億円 14億円 52.8%
2011年 15億円 0.4億円 0.3億円 7.4億円 10億円 68.6%
2010年 16億円 0.6億円 0.5億円 7.1億円 10億円 68.8%

 ※2013年は決算期変更により9ヶ月決算