ラクト・ジャパンは、乳原料・チーズ、食肉加工品などの輸入を主とする卸売り及び海外子会社によるチーズの製造・販売を行う食品事業を展開している。
新規上場概要
項目 | 内容 |
上場予定日 | 2015年8月28日 |
1単元株式数 | 100株 |
主幹事 | 野村證券 |
公募・売出 | 137万4000株 |
オーバーアロットメント | 20万6100株 |
仮条件 | 1300円~1400円 |
ブック・ビルディング期間 | 2015年8月12日~2015年8月18日 |
公開価格 | 1400円 |
事業
【乳原料・チーズ部門】
乳原料では、生乳から派生した多種多様な原料を取扱。アイスクリームなどの冷菓や乳飲料、シチューなどの加工食品の原料として使用されている。チーズでは、ナチュラルチーズを主として取り扱っている。
【食肉加工品部門】
冷蔵豚肉、冷凍豚肉、生ハム、サラミなどの食肉加工品を取扱。海外から仕入れ、日本国内のハムソーセージメーカーをはじめとする食品メーカーに販売している。
【アジア事業部門】
シンガポールの子会社を中核として、マレーシア、タイ、インドネシア、中国で事業を行っている。
経営戦略
新商品の開発段階から原料に関する相談や共同開発を実施。最適な原料を提案する営業スタイルを武器に新たな分野として取引のなかった飲料メーカーや化学・医薬品メーカーなどを開拓する。
また、大手乳業メーカーや問屋を経由して取引を行っていた地方の食品メーカーを新規取引先として開拓。国産の乳原料が不足する状況のもと、海外原料の情報を提供し、国産原料しか使用しない地方の食品メーカーに対して、原料の使用方法やコスト削減などを提案することにより新規取引を獲得する。
さらに、アジア諸国を次世代の主要な市場として開拓する。
参考
・2014年度に粉乳やバターの価格が年初の半値まで下落。中国の需要減退やロシアによる主要チーズ供給国からのチーズ禁輸の決定が主な要因となっている。また、乳製品の主要生産地域である北米や欧州、オセアニアの生乳生産量が好調で、供給量の増加も相場下落の要因となっている。
ラクト・ジャパンの業績推移
【連結】
売上高 | 経常利益 | 純利益 | 純資産 | 総資産 | 自己資本比率 | |
2014年 | 965億円 | 16億円 | 9.8億円 | 91億円 | 425億円 | 21.5% |
2013年 | 759億円 | 16億円 | 10億円 | 71億円 | 310億円 | 22.9% |
【提出会社】
売上高 | 経常利益 | 純利益 | 純資産 | 総資産 | 自己資本比率 | |
2014年 | 802億円 | 15億円 | 9.1億円 | 82億円 | 398億円 | 20.7% |
2013年 | 633億円 | 15億円 | 9億円 | 65億円 | 283億円 | 23.2% |
2012年 | 552億円 | 7.8億円 | 4.2億円 | 56億円 | 218億円 | 25.9% |
2011年 | 560億円 | 14億円 | 8.4億円 | 51億円 | 226億円 | 22.8% |
2010年 | 464億円 | 8.7億円 | 5.6億円 | 43億円 | 199億円 | 21.9% |