富士フイルムホールディングスは、2015年3月19日、再生医療の効果を高める技術を開発したと発表した。組織や臓器の再生を促す幹細胞に富士フイルムが独自に開発したコラーゲンを混ぜて塊にし、投与する。コラーゲンによって細胞の間に隙間ができ、栄養分や酸素が行き渡りやすくなり、再生力を高める。

インスリンを分泌できない1型糖尿病のマウス実験で血糖値を正常レベルにまで下げることにも成功した。脳梗塞や心筋梗塞などの治療にも応用できるとしている。

2017年をめどに臨床研究を始める。