2012年はオーストラリアが18%で、カタールをわずかに上回り首位に浮上した。オーストラリアでは西オーストラリア州でLNG生産が始まるなど、新規開発が相次ぐ。2016年には年840万トンの生産を見込む大型LNG案件「イクシス」が始まる予定。天然ガスの増産を進めるカタールやマレーシアなども対日輸出が増えている。 一方、シェアが落ちたのはインドネシアで、2000年代後半までは首位だったが2012年は5位となった。自国の経済成長を背景に国内向けの供給を優先したことやガス田での産出も減った。 米国初のシェール革命で輸入先の分散につながることや、2017年以降はロシアでも新たなLNG生産基地が立ち上がることから、今後は米国やロシアなどからの輸入も増える見通し。 {日本のLNG輸入先シェア 2012年}
割合
オーストラリア 18%
カタール 18%
マレーシア 17%
ロシア 9%
インドネシア 7%
ブルネイ 7%
アブダビ 6%
ナイジェリア 5%
オマーン 4%
その他 9%