イギリスは1999年に少額投資非課税制度(ISA)を導入した。 株式や投資信託に投資する株式型と預金型があり、売却益や利子が非課税になる。年間の非課税枠は翌年に持ち越せない。 イギリスのISA口座保有割合は国民の4割を占める。株式ISA残高の79%が投資信託で、16%が株式。ISAを通じて買われた投資信託は、イギリスの投資信託残高の2割を占めるという。 特徴は保有期間の長さ。 ISAは資産を引き出すと、その分の非課税額が失われてしまう。そのため長期保有が多くなっている。2011年度では6.5年となっており、イギリスの投信平均保有期間より長い。 一方、日本の投資信託の保有期間は2年強となっている。