DNAチップ研究所は、2019年3月5日、東海大学などとの共同研究チームと変形性膝関節に対する自己軟骨細胞シート移植の有用性を明らかにしたと発表した。患者本人の細胞から作製した自己軟骨細胞シートを患者に移植。全8症例で安全性及び臨床病状の改善と硝子軟骨での修復再生を確認できたとしている。

DNAチップ研究所は、手術前の細胞シートのメッセンジャーRNAを解析することで、移植後の自己細胞シートの有効性を予測する遺伝子マーカー候補の同定に貢献したとしている。

変形性膝関節症は、膝の軟骨がすり減ることで慢性炎症や変形が起こり、痛みや晴れを伴う症状。国内で2500万人以上、有症病者は800万人と推定されている。