東海カーボンは、2017年9月28日、黒鉛電極メーカーであるSGL GEから米国事業を買収すると発表した。取得額は129億円。北米生産拠点の取得を通じて、世界最大の電炉鋼市場である北米でプレゼンスを向上する。また、アジア・欧州・北米の3極体制を築く事で、グローバルに強固な事業基盤の構築を目指す。

日本における生産の一部を北米に移管することで、コスト競争力を強化。中長期的にはリチウムイオン電池負極剤の生産能力確保も可能としている。