パイオニアは、2017年9月下旬からMEMSミラーを用いた独自の走行空間センサー「3D-LiDAR」のサンプル供給を開始する。3D-LiDARは、遠方の物体まで高精度な距離の測定や物体の大きさを検出できるセンサー。物体形状の把握も可能で、自動運転に不可欠なキーデバイスとされている。価格が1万円以下、大きさが10センチメートル角以下のLiDARの実用化にめどを付けた。

国内外の自動車メーカーやICT関連企業などに供給し、相互で実用化に向けたトータルシステムとして動作検証を行う。2020年以降の量産化を目指す。自動車1台にセンサー4~9個が載ると想定し、2026年に数百万個を出荷。売上高500億円を目指す。