JR東海は2017年3月23日、2017年度のリニア中央新幹線の工事および名古屋のリニア新駅周辺の用地取得などに、前年度4割増しの1590億円を投じると発表。最難関工区の南アルプストンネルはすでに山梨側、長野側で工事が始まっており、17年度には本線トンネルの掘削にも着手する予定。品川駅では東海道新幹線の地下を掘削する前段階として、地中に連続壁を設置。名古屋駅でも、現在の線路を支え直すための杭の設置を進める計画。名古屋駅周辺などで用地取得も本格化する見通し。安全・安定輸送対策にも力を入れ、東海道新幹線全線に設置を決めた脱線防止ガードなどに150億円、トンネルや橋などの大規模改修に370億円と、ともに16年度を上回る金額を投資する。
 

JR東海 リニア工事本格着工へ

項目 内容
投資金額 1590億円(17年度)
対象 リニア中央新幹線の工事
名古屋のリニア新駅周辺の用地取得