住友電気工業は、米国電力大手サンディエゴ・ガス・アンド・エレクトリックから次世代型の大型蓄電池「レドックスフロー電池」を受注した。リチウムイオン電池より発火リスクが少なく、寿命が長いのが特徴。今回受注したのは新エネルギー・産業技術総合開発機構が米カリフォルニア州と契約した実証プロジェクトで、海外では初めての受注となる。今秋にも設置する予定で、蓄電池の容量は出力ベースで2000キロワット。事業規模は数十億円程度とみられる。大型蓄電池は米国で需要拡大が見込まれており、今後は数年内に米国で部品の調達体制を整え、組み立て工場も建設する方向で検討も進めるという。