世界銀行は、2016年6月7日、世界経済見通しを公表した。2016年の世界の実質GDP成長率を2.9%から2.4%に下方修正した。新興国の見通しを4.8%から3.5%に下方修正。資源輸出国の成長が大幅に鈍化する。

日本は0.5%。個人消費の低迷と輸出が伸び悩み。労働人口の減少が成長の重みになるとしている。米国は1.9%。輸出やエネルギー関連投資が不振。中国は6.7%、インドは7.6%と資源輸出に頼らない新興国は底堅い。

一方、ブラジルは4%減、ロシアは1.2%減と低迷する。2017年の見通しも3.1%から2.8%に引き下げた。


世界銀行 2016年の経済見通し推移

  2016年
発表時 2014年6月 2015年1月 2015年6月 2016年1月 2016年6月
世界全体 3.5% 3.3% 3.3% 2.9% 2.4%
日本 1.5% 1.6% 1.7% 1.3% 0.5%
米国 3.0% 3.0% 2.8% 2.7% 1.9%
ユーロ圏 1.9% 1.6% 1.8% 1.8% -
ロシア - 0.1% 0.7% ▲0.7% ▲1.2%
新興国 5.5% 6.7% - 4.8% 3.5%
中国 7.4% 7.0% 7.0% 6.7% 6.7%
インド - - 7.9% 7.8% 7.6%
ブラジル - 2.5% 1.1% ▲2.5% ▲4%


【2016年1月6日】
2016年の世界の実質GDP成長率を3.3%から2.9%に下方修正した。新興国の弱い回復力が世界の重荷になるとした。また、米国が利上げを始めたことで、途上国から急速な資金流出などが起きるリスクが高まっていると警告した。