FFRIは、コンピュータへの不正アクセスやデータの改ざん、情報漏洩、ウイルス感染などからコンピュータを守るサイバー・セキュリティを研究。現在ある情報を元に将来発生すると考えられる需要を探り、それに基づき研究。研究結果を元に、サイバー・セキュリティ対策製品をライセンスで提供している。

特にセキュリティ防弱性分野、マルウェア関連分野、情報家電やスマートフォンをはじめとした組み込み機器分野に強みを持つ。


新規上場概要

上場予定日 2014年9月30日
1単元株式数 100株
主幹事 野村證券
公募・売出 33万3000株
オーバーアロットメント 4万9900株
仮条件 1340円~1450円
ブック・ビルディング期間 2014年9月10日~2014年9月17日
公開価格 1450円

【調達資金使途】
 新技術の研究、製品のアップデート、新製品の開発のための人件費に充当する。


業績

  売上高 経常利益 純利益 純資産 総資産 自己資本比率
2013年 6.6億円 1.7億円 1.1億円 4.6億円 9.2億円 50.8%
2012年 5.4億円 1億円 0.6億円 3.5億円 5.8億円 60.8%
2011年 3.5億円 0.3億円 0.2億円 2.8億円 4.3億円 65.8%
2010年 3.2億円 0.2億円 0.2億円 1.6億円 2.7億円 61.8%
2009年 2億円 ▲0.2億円 ▲0.2億円 1.4億円 2億円 69.2%

 

主な研究開発活動 

【NFC技術のセキュリティ】
NFCは10センチ程度の近距離の無線通信技術。日本ではSuicaなどで普及している。スマートフォンの普及と共に利用が拡大すると考えられ、Android端末の一部に搭載されている。

【Tizen】
Tizenはオープンソースのモバイル向けOS。Tizenを対象に解析を行い、情報を獲得。得た情報を元にセキュリティ上の問題を見つけることができるかといった応用方法を検討する。

【車載ネットワークセキュリティ】
自動車のネットワークへのスマートフォンやインターネットとの接続が進みつつあることで従来になかった脅威が出てきている。自動車ネットワークのこれまでの動向と今後予測される脅威についてまとめている。


経営戦略

サイバー・セキュリティ対策の必要性をセミナー、セキュリティカンファレンス、メディアを通じて積極的に広告宣伝活動を推進。また、セキュリティ製品の防御機能向上のためアップデートを計画。未開拓のユーザー層への販売を促進する。