ローソンは、2018年2月期に営業利益1000億円、ROE20%を目標にしている。品揃えでは「Ponta」会員の購買データを活用。特に夕夜間に差別化と健康を意識した生鮮食品提供に注力する。利便性では自宅にいてもコンビニで買い物をしているような便利さの提供のため、宅配網を構築。また、マーケットニーズの多様化に対応するため、商圏に適した出店を行う。 {ローソンの経営計画} 【経営指標】 高いROIの見込める事業に投資を行うことが、株主資本を最も効率的に活用でき、株主価値の増大につながるとの方針から、中長期的にROE20%を目指す。
2018年2月期
 営業利益  1000億円
 ROE  20%
【経営戦略】 品揃えでは、「Ponta」会員の購買データ活用で、顧客起点の品揃えを実現する。特に夕夜間に差別化できる品揃えと健康を意識した生鮮食品提供に注力する。利便性では、自宅で買い物ができるよう宅配網を構築し、忙しい主婦や高齢者を中心に利便性を向上させる。また、マーケットニーズの多様化に対応するため、新商品やブランド、便利なサービスなど多機能を提供する「ローソン」、美と健康と快適を重視した商品を提供する「ナチュラルローソン」、適量で小分けされた生鮮食品や均一価格の「ローソンストア100」を商圏に適した出店を行う。 {主要業績指数推移}
  売上高 経常利益 純利益 純資産 総資産 自己資本比率
2013年(予) 5030億円 684億円 359億円 - - -
2012年 4874億円 659億円 331億円 2301億円 5798億円 39.1%
2011年 4789億円 617億円 248億円 2146億円 5314億円 39.7%
2010年 4412億円 545億円 253億円 2084億円 4760億円 42.7%
2009年 4671億円 494億円 125億円 1981億円 4481億円 42.8%
{コンビニ業界} 20代から30代の男性向けのコンビニエンスストアは5万店を超え飽和に近づいている。「女性の社会進出」「高齢化」という2つの大きな社会変化に対応することで、日本の小売り・外食業の総売上高に占める業界シェアを2012年の6%から2022年は10%超まで高められると考えられている。
2012年 2022年
 小売り・外食業の業界シェア 6% 10%