2014年2月26日、萩原電気(7467)の公募増資において発行価格は1300円となり、約19億円調達する。調達資金は災害対策や倉庫スペースの拡大、システム関連設備投資などに充当する。追加売出に伴う第三者割当増資分を含めると、発行済株式数は約20%増となる見通し。 萩原電気は、集積回路・半導体などの電子部品の仕入販売やコンピューター・ネットワークなどの電子部品の仕入販売、FA・産業用機器の電子部品を扱う。2018年3月期に売上高1200億円、営業利益43億円を目指している。 {増資概要}
 発行価格  1300円
 1単元株式数  100株
 引受人  SMBC日興證券
 公募・売出  140万株
 オーバーアロットメント  21万株
 第三者割当  21万株
 払込期日  2014年3月10日
{主要業績指数推移}
  売上高 経常利益 純利益 純資産 総資産 自己資本比率
2013年(予) 860億円 20億円 11億円 - - -
2012年 852億円 20億円 11億円 183億円 404億円 45.3%
2011年 788億円 16億円 9億円 173億円 398億円 43.5%
2010年 630億円 14億円 7億円 166億円 361億円 45.9%
2009年 585億円 8億円 5億円 161億円 330億円 48.7%
【主な取引先】
2011年 2012年
売上高 割合 売上高 割合
 デンソー 440億円 55.9% 478億円 56.1%
 トヨタ自動車 92億円 11.8% 102億円 12%
{資金使途} 公募増資などで調達する19億円は、8.5億円を設備投資に、4億円を海外子会社への投融資に、残額を2016年3月期までに返済予定の短期借入金返済に充当する。
分野 対象 金額 期間
 設備投資  倉庫内物流システムの更新 0.6億円 2014年5月まで
 本社のシステム関連設備更新 2.6億円 2016年3月まで
 災害対策や倉庫スペース拡大 5.3億円 2016年9月まで
 海外子会社  中国子会社の運転資金 1億円 2014年9月まで
 欧州子会社の運転資金 1億円
 海外子会社のシステム投資 2億円
{経営戦略} 2018年3月期に売上高1200億円、営業利益43億円を目指す。
売上高 営業利益
 2018年3月期 1200億円 43億円