ファーマライズホールディングス(2796)は、2014年1月24日、公募増資などで最大9.4億円を調達すると発表した。増資による調達資金は、調剤薬局店舗新設のための設備投資資金や医学資料の保管・管理のための倉庫の増設、借入金返済資金の一部に充当する。 ファーマライズホールディングスは調剤薬局チェーンを展開している。主にM&Aを活用して事業を拡大し、2013年12月末には210店舗を有する。 中期経営計画では、調剤薬局の事業の拡大やシナジー効果の見込める異業種との業務提携、調剤薬局の付加価値サービス戦略を進めることで、2015年5月期に売上高400億円以上、営業利益22億円以上を目標に掲げている。 {増資概要}
発行価格決定日 2014年2月3日~2014年2月6日
1単元株式数 100株
引受人 大和証券 三菱UFJモルガン・スタンレー みずほ証券 野村證券
公募・売出 105万1200万株
オーバーアロットメント 15万株
第三者割当 44万8000株
払込期日 2014年2月14日
{主要業績指数推移}
  売上高 経常利益 純利益 純資産 総資産 自己資本比率
2013年(予) 370億円 16億円 7億円 - - -
2012年 333億円 12億円 9億円 44億円 237億円 18.1%
2011年 296億円 14億円 6億円 35億円 175億円 19.4%
2010年 268億円 13億円 5億円 29億円 153億円 18.2%
2009年 234億円 7億円 2億円 19億円 137億円 13%
{増資資金使途} 2014年2月に実施する増資で調達する最大9.4億円は、調剤薬局設備投資資金や医学資料の保管・管理のための倉庫増設、借入金返済資金の一部に充当する。 {経営戦略}
2015年5月期
売上高 400億円以上
営業利益 22億円以上
平成27年5月期において売上高400億円以上、営業利益22億円以上を目標にしている。調剤薬局のサービス付加価値戦略として、在宅医療・施設調剤などの地域医療の推進やジェネリック医薬品の推進、医療用サプリメントやメディカルアロマを活用した予防医療の提案などを行う。また、調剤薬局の地域密着戦略として、M&Aを含めた調剤薬局の事業拡大やシナジー効果の見込める異業種との業務提携、医療モール事業などを進めることを掲げている。