2013年12月29日、マルハニチロホールディングスの子会社アクリフーズの群馬工場で生産された冷凍食品の一部から農薬「マラチオン」が検出されたと発表された。原因は調査中で同工場で生産された商品の約640万パックを自主回収する。 また、2014年1月6日には、新たに秋田、沖縄の消費者から回収した商品で異臭を確認したと発表。異臭があったのは15都道府県、23件となった。 {マルハニチロホールディングス株への影響} 検出された農薬「マラチオン」は毒性は低いものの、食べると下痢や吐き気などの症状が出ることから、商品に対する信頼性の低下が懸念される。アグリフーズは2013年12がtう27日からマラチオンが検出された群馬工場で冷凍食品の生産を停止。2014年1月14日から北海道夕張工場の生産を縮小する。出荷量を約30%減らし、従業員の4分の1にあたる約60人を自宅待機。期限は未定としている。夕張工場の生産能力は8000トンで、協力工場も含めた全社生産量の約15%に相当するとしている。 アグリフーズは2012年の業績を売上高394億円と発表している。マルハニチロホールディングスへの貢献度は売上高で4.8%とみられる。アグリフーズは「食品事業」セグメントに含まれ、食品事業のセグメント利益率は2.7%となっている。
2012年 マルハニチロHD 食品事業セグメント アクリフーズ
売上高 8097億円 3112億円 394億円
営業利益 119億円 85億円 -
資産 4629億円 1968億円 37億円(設備資産)