ジャパンパイル(5288)はコンクリート杭の製造・施工や鉄鋼杭、場所打ち杭による基礎工事全般を手がける。2013年12月に公募増資などで48億円を調達。
28億円を九州に予定する新工場の設備投資に、5億円を滋賀工場の製造ライン増設に、11億円を施工機材購入資金に充て、国内の需要増加に対応する。
{主要株主}
| 企業 |
割合 |
| 太平洋セメント |
8.43% |
| 三井住友銀行 |
4.27% |
| みずほ銀行 |
4.05% |
| JFEスチール |
3.55% |
{主要業績指数推移}
| |
売上高 |
経常利益 |
純利益 |
純資産 |
総資産 |
自己資本比率 |
| 2013年(予) |
660億円 |
40億円 |
23億円 |
- |
- |
- |
| 2012年 |
525億円 |
21億円 |
20億円 |
150億円 |
442億円 |
33.8% |
| 2011年 |
471億円 |
9億円 |
13億円 |
118億円 |
389億円 |
30.1% |
| 2010年 |
451億円 |
0.4億円 |
▲22億円 |
105億円 |
383億円 |
27.4% |
| 2009年 |
438億円 |
0.3億円 |
▲4億円 |
133億円 |
390億円 |
33.7% |
【セグメント別業績推移】
|
2012年 |
2011年 |
2010年 |
| コンクリート杭 |
420億円 |
376億円 |
337億円 |
| 鉄鋼杭 |
27億円 |
23億円 |
34億円 |
| 場所打ち杭 |
74億円 |
68億円 |
78億円 |
【海外】
ベトナム最大手のコンクリートパイル製造・施工会社PV社への出資比率を2013年2月に30%から49%に引き上げ。また、ベトナム政府が積極的に大型プロジェクトの誘致を進めている中部地区の市場ニーズに対応したコンクリートパイルを供給する合弁会社QB社(ジャパンパイル49%、PV社51%)を2011年9月に設立。ベトナムでのコンクリートパイル製造・施工技術の供与を進める。
{増資による資金使途}
増資による調達資金48億円は28億円を九州に予定する新工場の設備投資に、5億円を滋賀工場の製造ライン増設に、11億円を施工機材購入資金に充て、国内需要増加に対応する。
| 投資先 |
投資予定額 |
期間 |
増加能力 |
| 九州新工場 |
28億円 |
2014年2月~2015年3月 |
10万トン |
| 施工機材 |
12億円 |
2013年4月~2016年3月 |
施工能力アップ |
| 滋賀工場 |
5億円 |
2013年10月~2014年3月 |
2万5000トン |
{経営戦略}
最適生産体制による効率化や施工マニュアルのレベルアップ、総合的な品質管理能力のある技術者の育成で品質向上を推進してきた。これらをより進化させるとともに、最適で高品質な工事を納得できる価格で提供できる技術開発を行う。また、設計提案を中心としたビジネスモデルを推進する。