ホットリンクはソーシャルメディアの分析を行う「口コミ@係長シリーズ」やインターネット上の風評や情報漏洩を早期に発見するためのソーシャルリスク監視サービス「e-mining」などを提供している。2ちゃんねるのデータを独占的に商用利用する権利を保持していることや、ツイッターの全言語・全世界における過去の全データへのアクセス権を保持していることが強み。 {主要業績指数}
売上高 経常利益 純利益 純資産 総資産 自己資本比率
2014年(予) 12億円 2.7億円 1.3億円 - - -
2013年 9.4億円 1.4億円 0.6億円 12億円 14億円 86.5%
2012年 6億円 4億円 3億円 3億円 7億円 53.6%
2011年 5億円 1億円 1億円 2億円 3億円 74.3%
2010年 4億円 0.8億円 0.7億円 2億円 3億円 55.8%
【主な販売先】
2011年 2012年 2013年
売上高 割合 売上高 割合 売上高 割合
トライバルメディアハウス 1.2億円 24.4% 1.5億円 24.5% 1.5億円 16.7%
オプト 0.8億円 17.3% 0.9億円 14.7% - -
{主要サービス} 【クチコミ@係長シリーズ】 ソーシャル・ビッグデータの傾聴・分析ツール。調べたい内容に対して、ブログやツイッター、2ちゃんねるなどから網羅的に収集したソーシャル・ビッグデータをリアルタイムで分析。自社サービスや競合製品、ブランド、広告宣伝、市場調査、需要予測など幅広い領域で活用することができる。2ちゃんねるデータの独占的商用利用権を保持し、ツイッターでは全言語、全世界における過去の全データへのアクセス権を保持している。 【e-mining】 インターネット上の風評や情報漏洩を早期に発見することで、企業が被るソーシャルリスクによる被害を最小限に抑えるためのソーシャルリスク監視サービス。利用者が指定したキーワードが掲載されているウェブページを発見し、新たに出現したURLや抜粋文などを毎日抽出し報告する。対象顧客の51%が上場企業やその関連大手企業で、業種は金融機関が全体の29%を占めているとしている。 {経営戦略} ソーシャルビッグデータがマーケティングでの活用から選挙・報道・飲食・金融などでも使われ始めるなど活用領域が広がっていく動きがある。この拡がりをチャンスと捉え、ツイッターの全世界・全データの再販県を持つ2社のうちの1社である米Gnip社と日本市場における独占的な販売代理契約を取得。また、2ちゃんねるデータの独占的商用利用権を保有する強みを生かし、この拡がりの基礎となるソーシャル・ビッグデータを供給する「クラウドサービスベンダー」としての展開を大きな成長戦略とする。