不動産投資のケネディクス(4321)は、不動産投資市場が回復し、中期経営計画が順調に進捗していることから、2015年12月末としていた受注資産残高1.4兆円の計画を早期達成、共同投資などを中心とした自己勘定投資予定額を300億円に増額、2014年度までの配当再開を目指すことを盛り込んだ。
また、2013年9月に公募増資により178億円を調達。機関投資家など顧客と共同での不動産投資や事業拡大に充てる。
{主要業績指数推移}
|
売上高 |
経常利益 |
純利益 |
純資産 |
総資産 |
自己資本比率 |
2014年(予) |
210億円 |
41億円 |
30億円 |
- |
- |
- |
2013年 |
224億円 |
48億円 |
19億円 |
743億円 |
1483億円 |
48% |
2012年 |
209億円 |
23億円 |
▲101億円 |
560億円 |
1262億円 |
40.2% |
2011年 |
194億円 |
24億円 |
13億円 |
714億円 |
1904億円 |
32% |
2010年 |
385億円 |
22億円 |
▲25億円 |
711億円 |
2062億円 |
29.1% |
2009年 |
778億円 |
2億円 |
▲184億円 |
545億円 |
2186億円 |
21.4% |
2008年 |
1374億円 |
53億円 |
▲108億円 |
575億円 |
2731億円 |
17.1% |
{経営戦略}
調達した178億円の資金は機関投資家など顧客と共同での不動産投資や事業拡大に充てる。2013年12月末までに50億円、2014年12月末までに残額を使用する予定。テナント別の使用で開発する物流施設や住宅、ヘルスケア施設、REIT向けファンド、割安な物件取得から価値を高め転売するファンド向けへの共同投資を行う。また、事業拡大に向けた投資では、運用資産残高や案件開拓能力の強化に向けた国内外の不動産アセットマネジメント会社や不動産サービス会社などへの投資を想定している。
投資内容 |
投資額 |
時期 |
自己勘定投資や受託資産高拡大など事業拡張 |
50億円 |
2013年12月末まで |
128億円 |
2014年12月末まで |
{中期経営計画}
不動産投資市場が回復し、中期経営計画が順調に進捗していることから、2015年12月末としていた受注資産残高1.4兆円の計画を早期達成、共同投資などを中心とした自己勘定投資予定額を300億円に増額、2014年度までの配当再開を目指すことを盛り込んだ。
中期経営計画 |
2013年2月時点 |
見直し後 |
受託資産残高 |
2015年末に1.4兆円 |
1.4兆円を早期達成 |
共同投資などの自己勘定投資 |
130~150億円 |
300億円 |
配当 |
2015年度に再開 |
2014年度に再開 |