東洋紡は、2017年12月4日、福井県にセラコン用離型フィルムの製造設備を増強すると発表した。投資額は30億円。製造開始は2019年7月。

東洋紡は、セラミックコンデンサー製造時に必要不可欠な離型フィルムを製造・加工。今後の需要増大に対応。2021年までに売上高の倍増を目指す。東洋紡は世界シェアの約15%を握る。

セラミックコンデンサー市場は、IoTの進展やAIの導入によるデータ通信量の大幅な増加により、急拡大。7000億円の市場は2020年に1兆円になると予測されている。セラミックコンデンサーの世界市場の50%以上を国内メーカーが占めている。