ベルシステム24ホールディングスは、電話主なコミュニケーションチャネルとするコールセンター業務を展開している。
新規上場概要
項目 | 内容 |
上場予定日 | 2015年11月20日 |
1単元株式数 | 100株 |
幹事 | SMBC日興證券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
公募・売出 | 3250万2900株 |
オーバーアロットメント | 487万5400株 |
仮条件 | 1500円~1720円 |
ブック・ビルディング期間 | 2015年11月5日~2015年11月10日 |
公開価格 | 1555円 |
【主要株主】
コード | 企業 | 保有割合 |
8001 | 伊藤忠商事 | 48.8% |
事業
【CRM事業】
電話を主なコミュニケーションチャネルとするコールセンター業務で、クライアント企業の商品やサービスへの質問対応、販促サポート、IT製品の操作方法の質問対応などを展開。クライアント企業のWEB製作、データ入力作業などの請け負い業務も行っている。
コンタクトセンターは2015年9月30日時点で国内に25ヶ所、約1万3000席を持つ。
【CRO事業】
製薬会社の医薬品開発で臨床試験支援業務を受託。治験実施機関や医師の選定、治験契約手続き、モニタリングを行い、症例報告書回収までを行う業務や進捗管理、統計解析計画書や報告書の作成、薬剤の割り付け表の作成、医師や薬剤師からの24時間365日体制の緊急連絡受付などを展開している。
【SMO事業】
治験実施施設である医療機関と契約し、治験に関わる業務を受託・代行する。医療機関での治験準備業務や治験業務、治療コーディネーターの教育と派遣などを展開する。
【その他事業】
モバイル・PCなどを通じ、一般消費者向けに月額課金によるコンテンツを販売。占いコンテンツ販売や育児サイト、ダイエット情報サイト、気象サイトなどを展開している。
経営戦略
2014年10月に伊藤忠商事グループが資本参加。伊藤忠の国内外の広範な企業ネットワークを活用し、新たな企業層へアプローチ。海外ではASEAN地域を視野にコンタクトセンター事業の展開を目指す。
2015年7月には伊藤忠と伊藤忠テクノソリューションズ、ベルシステム21の3社でコンタクトセンタービジネスにおける新規サービスの企画・開発に関する包括的業務提携を締結。3社協業で最新のITテクノロジーを駆使した最先端のコンタクトセンターサービス提供を目指す。
コンタクトセンターサービスの国内市場規模
市場成長率は年5~6%。売上高上位3~5社の大手による寡占化が進んでいる。
2009年 | 2014年 | |
国内コンタクトセンターサービス | 5783億円 | 6600億円 |
ベルシステム24ホールディングスの業績推移
売上収益 | 営業利益 | 純利益 | 資本 | 資産 | 自己資本比率 | |
2014年 | 1120億円 | 188億円 | 98億円 | 269億円 | 1349億円 | 20% |
2013年 | 1075億円 | 165億円 | 80億円 | 506億円 | 1300億円 | 38.9% |