香港のキャセイパシフィック航空は、米バイオ燃料のフルクラム・バイオエネルギーに出資すると発表した。10年間で年間使用航空燃料の2%に相当する14億リットルの供給契約も締結した。

フルクラムは都市固形廃棄物からバイオ航空燃料へ転換する技術の開発を行っている。航空機や陸上の輸送車両で利用される場合、従来の原油や化石燃料と比べて二酸化炭素排出量を80%以上削減できるもよう。2014年後半に商業プラントを着工し、北米の複数拠点で生産を計画している。

世界の航空業界は2020年までに二酸化炭素排出量と自然が吸収する二酸化炭素の量が同じになることが義務付けられる。