オプティムは、法人向けにスマートフォンやタブレット、PCなど様々なデバイスをクラウド上で管理し、組織内の運用管理やセキュリティ設定など幅広い業務をまとめて支援する「Optimal Biz」やユーザーへのサポートが必要となる企業向けにユーザーの端末を遠隔操作したり、サーバーの遠隔メンテナンスを可能にする「Optimal Remote」を提供している。


新規上場概要

上場予定日 2014年10月22日
1単元株式数 100株
主幹事 大和証券
公募・売出 22万9900株
オーバーアロットメント 3万4400株
仮条件 3700円~4000円
ブック・ビルディング期間 2014年10月6日~2014年10月10日
公開価格 4000円

【新株予約権】
 役員・従業員に対するインセンティブを目的に、新株予約権を付与。新株予約権による潜在株式数は22万2743株で発行済み株式総数の14.6%。

項目 内容
新株予約権 14.6%


業績 

  売上高 経常利益 純利益 純資産 総資産 自己資本比率
2013年 17億円 1.1億円 0.5億円 6.6億円 10億円 65.1%
2012年 14億円 0.9億円 0.4億円 6.1億円 8.8億円 69.8%
2011年 13億円 0.8億円 0.3億円 5.7億円 7.9億円 72%
2010年 12億円 0.7億円 0.2億円 5.3億円 7.2億円 73.2%
2009年 10億円 0.8億円 0.4億円 5億円 7.2億円 70%

【主な取引先】

企業 項目 2012年 2013年
NTT東日本 売上高 3.9億円 4.7億円
割合 27.9% 27.8%
KDDI 売上高 1.1億円 3.4億円
割合 8.1% 20.4%
NTT西日本 売上高 3.1億円 2.5億円
割合 22.2% 15%

 

事業 

【クラウドデバイスマネジメントサービス】
スマートフォン、タブレット、PCなど、ネットワーク上の様々なデバイスをクラウド上で包括的に管理し、組織内の運用管理や資産管理、セキュリティー設定など、様々なOSを搭載したデバイスで幅広い業務をまとめて支援する法人向けソリューション「Optimal Biz」を提供している。パートナー企業を通じての提供やOEMでの提供。端末数に応じたライセンス料を受領している。

近年では文教市場においても資産管理の効率化や端末紛失のリスク、学校内外での利用ポリシーの変更などデバイスマネジメントの必要性が顕在化。文教市場への提供も広がっている。

【リモートマネジメントサービス】
通信事業者などのヘルプデスクからユーザーの端末を遠隔操作したり、サーバーの遠隔メンテナンスを可能にする「Optimal Remote」を通信事業者などユーザーのサポートが必要となる企業に提供。サポートするオペレーター数に応じたライセンス料を受領している。


経営戦略

世の中に存在する様々なものに通信機能を持たせ、インターネットに接続したり、相互に通信することで、自動認識や自動制御、遠隔計測などを行うIoTやビッグデータを活用する時代の到来を受け、オプティム製品の「Optimal Biz」のプラットフォームとしての存在感が高まると想定。国内だけでなくアジアでも市場を獲得するため、対応デバイス、OSを増やすことで全てのサービス、デバイスの一元管理可能なプラットフォームとして展開していく。