TOTOは、2014年5月23日、2014年~2017年の中期経営計画を発表した。2017年に売上高6500億円、営業利益610億円、ROA・ROE10%以上を目指す。節水能力が高い便器や温水洗浄便座「ウォシュレット」の販売を海外でも拡大する。4年間の設備投資1400億円以上を計画。海外では生産拠点の新設や増強に400億円を投じる。 {TOTO 2014年~2017年の経営計画}
2014年 2015年 2016年 2017年
売上高 5440億円 5800億円 6100億円 6500億円
営業利益 372億円 460億円 530億円 610億円
ROA 10%以上
ROE 10%以上
{設備投資} 4年で設備投資1400億円以上を計画。国内住設事業では生産再編費用やショールーム関連費用に600億円、海外住設事業では生産拠点の新設や増強費用に400億円、その他情報化投資や研究開発設備投資費用に400億円を投資する。
セグメント 内容 投資額
国内住設事業 生産再編費用・ショールーム関連費用 600億円
海外住設事業 生産拠点の新設・増強費用 400億円
その他 情報化投資・研究開発設備投資 400億円
【海外販売】 温水洗浄便座「ウォシュレット」の海外販売台数を2013年度の年間20万台から2017年度に40万台に増やす。中国や台湾で販売の増加を見込む。認知度の低い北米や欧州では機能を体験してもらうためにホテルなどへの導入を進める。
2013年 2017年
ウォシュレットの海外販売台数 20万台 40万台
{2014年~2017年の事業環境想定} 新築需要は減少するものの、リモデル需要は年率3%程度の安定成長を見込む。伸長が期待できる需要を中心に戦略を強化し、競争力の拡大を図る。
分野 内容
新築着工戸数 約20%減
リフォーム数 年率3%伸長
訪日外国人数 2020年約1800万人