2014年3月5日、ゼンショーホールディングスの公募増資の発行価格が1015円に決定し、約266億円を調達することとなった。調達した資金は牛丼チェーン「すき家」や回転寿司「はま寿司」の新規出店・店舗改装・M&Aに充当する。発行済み株式総数は22.7%増える見通し。 ゼンショーホールディングスは、牛丼チェーンの「すき家」、丼ぶり・京風うどんの「なか卯」、レストラン「ココス」「ビッグボーイ」、回転寿司の「はま寿司」などを展開している。2020年までに海外店舗数を1200店以上、海外売上高比率を10%とすることを目標としている。 {増資概要}
 発行価格  1015円
 1単元株式数  100株
 引受人  SMBC日興證券
 公募・売出  2475万株
 オーバーアロットメント  275万株
 第三者割当  275万株
 払込期日  2014年3月12日~2014年3月17日
{主要業績指数推移}
  売上高 経常利益 純利益 純資産 総資産 自己資本比率
2013年(予) 4544億円 74億円 5.7億円 - - -
2012年 4175億円 138億円 50億円 552億円 2585億円 16.5%
2011年 4029億円 193億円 30億円 490億円 2359億円 16.2%
2010年 3707億円 157億円 47億円 458億円 2311億円 15.6%
2009年 3341億円 111億円 35億円 449億円 2321億円 14.7%
{資金使途} 増資で調達する266億円は、2015年3月までに150億円を新規出店・既存店改装・新工場設立に伴う設備投資に、2016年3月までに116億円を新規出店・既存店改装に充当する。
金額 資金使途 時期
150億円  新規出店・既存店改装・新工場設立  ~2015年3月
116億円  新規出店・既存店改装  ~2016年3月
{経営目標} 経営指標として経常利益率10%を目標としている。国内外において競争力の高い業態の積極的な出店を継続して行うと共に、その他の業態についても収益量の強化を行うことで出店を可能にする。また、M&Aの活用によるMMDの更なる強化を検討する。