「TIZEN(タイゼン)」とはスマートフォン用基本ソフト(OS)で、米アップルのiOS、米グーグルのアンドロイドに次ぐ新しいOS。HTML5という技術を使い、ネットにつながればアンドロイドやiOSのスマホでも利用できる。これまでアプリ開発者はアンドロイドとiOS向けに同じ機能のアプリを開発する必要があったが、タイゼン対応のアプリならば1種類で全てのスマホに対応できる。 開発はサムスン電子、インテル、NTTドコモ。新OSは安価なCPUの利用を想定しており、定価格端末に多く採用される見通し。新興国で需要が広がり、新型アプリの商圏も拡大する可能性がある。タイゼン推進組織タイゼンアソシエーションが中国携帯電話最大手のチャイナモバイルにタイゼン搭載のスマホ導入を要請しているもよう。チャイナモバイルは約7億人超の契約者を抱えている。 2013年内にサムスン電子が、2014年末までに富士通とNECカシオコミュニケーションズがタイゼン搭載スマホを発売する予定。NTTドコモは日本市場でのコンテンツ集めを担当。 {タイゼン関連銘柄}
コード 企業 内容
9437  NTTドコモ  日本市場でのコンテンツ集めを担当
6702  富士通  2014年末までにタイゼン搭載のスマホを発売予定
6701  NEC  NECカシオモバイルコミュニケーションズ(NEC70.74%)は2014年末までにタイゼン搭載のスマホを発売予定