菊池製作所や産業革新機構が出資する東京理科大学発ベンチャーの「イノフィス」が、電源など動力源の要らない装着型ロボット「マッスルスーツ」を開発した。本体の重さは4キログラムだが、最大25キロの荷物を持ち上げることが出来る。介護施設で高齢者を抱きかかえたり、物流倉庫で積み荷を移したりする重作業の補助として2016年春に試験販売を始める。イノフィスの「マッスルスーツ新モデル説明会」は本日午後2時より、東京理科大で行われる。1.低位置・定姿勢・長時間の作業に適した「前傾姿勢保持モデル」、2.自立性を高めたマッスルスーツ「スタンド・アローン・モデル」(コンプレッサ、タンク、チューブが不要)、3.歩行のイメージトレーニングを目的とする「屈曲補助モデル」のプロトタイプが披露される。これらの新モデルは来春から試験販売される。