そーせいグループは、2014年12月11日、JITSUBO社の第三者割当増資を引き受け、株式68.7%を取得すると発表した。取得額は4億3100万円。完了は2014年12月26日。

JITSUBOはペプチド医薬品の効率的な合成や新規機能ペプチドを研究。後発医薬品の製造開発や新薬候補の創出を目指している。JITSUBOが特許を保有し、従来のペプチド合成技術に比べて高効率かつ低コストで製造を可能にするモレキュラー・ハイビング技術やペプチドの立体構造を任意に改変し、新たな機能性ペプチドの創造を可能にするペプチューン技術を保有している。

ペプチドはこれまでの医薬品では抑制困難な治療標的へのアクセスが可能になるとの期待から、次世代医薬品として注目されている。ペプチド医薬品は上市品目が50種類を超え、2020年には230億ドルの市場が形成されることが見込まれている。

そーせいは子会社であるアクティバスファーマが保有するナノ粉砕化技術と並び、中長期戦略実現に重要な役割を果たすと判断した。


そーせいグループ ペプチド医薬品事業に参入

項目 内容
投資額 4.31億円
対象 JITSUBO株68.7%
事業 ペプチド医薬品
完了 2014年12月26日

【JITSUBO】

  売上高 経常利益 純利益 純資産 総資産
2013年 2400万円 ▲3800万円 ▲3800万円 ▲5800万円 4000万円
2012年 2000万円 ▲4800万円 ▲4800万円 ▲9400万円 1900万円
2011年 2300万円 ▲3400万円 ▲3400万円 ▲4600万円 2200万円