みずほ銀行の予測では、2020年に世界の新車販売台数は9861万台まで拡大すると試算されている。北米・欧州市場はほとんど伸びないが、新興国では2010年比1.5倍の5940万台に伸びると予測。特に経済発展で中間所得層が拡大する中国とインドが牽引役となる。

タイヤは自動車メーカーに卸す新車用とタイヤ販売店やガソリンスタンドなどで売られる買い換え用に分かれる。先進国はこの比率が6:4で新車用が多い。一方、新興国では中古車の流通量が多いため、この費率が逆転している。

2020年のタイヤ世界需要予測21億本のうち、新車用は4億5000万本、買い換え用は16億5000万本が見込まれている。


タイヤ市場

項目 2020年
世界タイヤ需要 21億本
新車用 4億5000万本
買い換え用 16億5000万本

 
【2020年の国・地域別タイヤ需要予測(対2010年比増減比率】

国・地域 需要本数 対11年増減率
日本 9800万本 ▲10%
北米 3億9100万本 14%
欧州 4億1700万本 12%
中国 3億5000万本 73%
中南米 1億4500万本 65%
大洋州 1億4000万本 26%
インド 1億3300万本 148%
中近東 1億900万本 58%
ASEAN 7200万本 60%
ロシア 5900万本 36%
アフリカ 5400万本 41%

 

世界のタイヤ市場シェア推移

  2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年
ブリヂストン 18% 17.9% 17.2% 16.9% 16.7% 16.2% 16.1% 15.2% 15.3% 14.6%
ミシュラン 19.2% 17.5% 17.2% 17.1% 16.3% 15.5% 14.8% 14.6% 14% 13.7%
グッドイヤー 17.7% 17.1% 16% 14.9% 13.2% 12.4% 11.2% 10.9% 10.1% 9.4%