千代田化工建設の水素関連情報まとめ。千代田化工はステップ1として、海外の天然ガス産油国・石炭産出国で大量に生まれる水素を液化させるプラントを建設。低コストでの長距離輸送や長期貯蔵を可能にする。ステップ2として、風力や太陽光発電などでの電気を用いて水を電気分解し、水素を製造する。


千代田化工建設 水素関連の動き

項目 時期
水素燃料の大型供給基地建設 2017年
水素と二酸化炭素を分離する技術 2020年

 

 【水素燃料の大型供給基地】
2017年度をめどに川崎市で水素燃料の大型供給基地を建設。投資額は300億円。供給量は年6億立方メートル。

中東やアジアの産油国で原油採掘時に出る水素を液化して船で運び、首都圏の水素ステーションを中心に圧縮・液化して専用車で配送する。トルエンを使い液化した水素から再び水素ガスを取り出す触媒を開発。水素をガソリンのように常温・常圧で運べるため、既存の設備活用が可能になる。水素価格は約80円に下げられる見通し。

項目 内容
投資額 300億円
対象 川崎市で水素燃料の大型供給基地建設
計画 2017年


【水素と二酸化炭素を分離する技術】
天然ガスを産出する際に水素と二酸化炭素を分離する技術を開発。2018年までに実証試験に入り、2020年頃実用化する計画。


業績推移

  売上高 経常利益 純利益 純資産 総資産 自己資本比率
2015年(予) 6000億円 220億円 120億円 - - -
2014年 4809億円 222億円 110億円 2084億円 5158億円 40%
2013年 4461億円 228億円 134億円 1980億円 4752億円 41.3%
2012年 3989億円 255億円 160億円 1893億円 4353億円 43.3%
2011年 2546億円 237億円 143億円 1687億円 3657億円 46%
2010年 2470億円 157億円 79億円 1557億円 3533億円 43.9%