フィッチ・レーティングスは2016年6月13日、日本国債の格付け見通しを「安定的」から「弱含み」に引き下げたと発表。安倍晋三首相が今月上旬、消費税増税の2年半の再延期を表明して以降、欧米の主要格付け会社が見通しを引き下げるのは初めて。財政健全化目標達成のためのさらなる具体的措置を示しておらず、財政健全化の取り組みに対する信認が低下したと指摘。格付け自体はいまと同じ上から6番目の「A」に据え置いた。