プエルトリコ　再び債務不履行 2016/01/05

プエルトリコは、2015年12月30日、2016年1月に期限を迎える3700万ドル(約45億円)の支払いを行わないと発表した。2016年1月に債権者と債務の減免措置などを話し合うもよう。

プエルトリコは2015年6月に総額720億ドルの債務を返済できないと表明。2015年8月に5800万ドル(約72億円)の返済で債務不履行状態に陥った。

プエルトリコは自治領だが、自治領には連邦破産法が適用されないため、財政問題の解決に不透明感がある。なお、プエルトリコ発行の債券には、利益に連邦勢と地方税の両方がかからないという税制面での優遇策や高い利回りから、米国内の多くの金融商品に組み込まれている。