国立感染研究所によると、2015年10月20日、2015年のRSウイルス感染症の患者累計数が全国で5万人を超えた。

RSウイルス感染症は、RSウイルスを病原体とする乳幼児に多い急性呼吸器感染症。症状は風邪のように発熱や鼻水などを伴ったり、重度の場合は肺炎や気管支炎になることもあるという。感染経路は咳やくしゃみなどの飛沫感染と接触感染。流行は夏頃から始まり、秋から急増、年末をピークに春まで続く傾向があるという。

治療には特効薬はなく、症状を和らげる対症療法が行われる。


RSウイルス 感染者拡大

項目 内容
RSウイルス感染症 RSウイルスを病原体とする急性呼吸器感染症
症状 発熱や鼻水、重度の場合は肺炎や気管支援など
感染経路 飛沫感染と接触感染
流行 夏から始まり、秋から急増、年末ピーク、春まで継続
治療 特効薬無し。対症療法が実施