コマツは、2014年10月24日、自動で採掘作業を行うことができる油圧ショベルの市場導入を開始したと発表した。10月から欧州と日本、11月から米国で導入する。
GPSや建機の機体に取り付けたセンサーで位置情報や地面の状況などをリアルタイムで収集。ショベルに送った設計データ通りに、地面の採掘や整備する場所を調整する。ショベルの移動など基本動作は人が行うが、設計データに沿って刃先が動き、熟練した技術が無くても掘りすぎを気にせず採掘作業を行えるという。従来の施工と比べて丁張りや検測などの作業工程を大幅に削減でき、施工の効率向上が見込まれる。
また、コマツは近い将来、Webサービスを通じて現場の建設機械の稼働状況や作業進捗状況などの施工情報の一元管理を実現するとしている。