昭和シェル石油の太陽電池子会社ソーラーフロンティア(昭和シェル:100%保有)と米国ニューヨーク州立大学ナノスケール理工学カレッジ(CNSE)は、2014年4月23日、米国ニューヨーク州でCIS薄膜太陽電池モジュールの共同研究開発・生産を行う可能性について予備調査を実施すると発表した。ソーラーフロンティアによる日本外の生産拠点を確立する布石となるとしている。 製造コストを現行製品より約30%低く抑える量産技術を導入し、早ければ2017年に生産開始を目指す。総事業費は研究開発費などを含めて約700億円になるもよう。 CNSEは教育、研究、開発、技術活用に取り組むグローバル機関。ニューヨーク州の雇用創出や新興ハイテク産業の成長戦略に貢献。大学主導の研究機関として世界最先端の研究を行っている。


昭和シェル 米国で太陽光パネル生産検討

【投資概要】

概要 内容
総事業費 700億円
生産開始 2017年

【昭和シェル エネルギーソリューション事業】
※太陽電池モジュールの製造・販売、電力の卸供給など

  2011年 2012年 2013年
売上高 707億円 857億円 1572億円
営業利益 ▲288億円 ▲154億円 175億円
営業利益率 ▲40.8% ▲18% 11.1%