シンガポール金融通貨庁(MAS)は、2015年1月28日、シンガポールドル相場の「小幅で緩やかな上昇」を促す従来の方針を維持しながら「通貨高の誘導ペースを緩める」方針を示した。

シンガポールは貿易動向に国内景気が左右されやすいため、金利の上げ下げの代わりに為替相場の調整を金融政策の手段として採用している。シンガポールドル高が進行し、国内産業の輸出競争力の低下が懸念されることから、金融政策を緩和方向に小幅修正する。


シンガポール 金融緩和

通貨 金融政策
シンガポールドル 小幅で緩やかな上昇→誘導ペースを緩める